「よろしい、ならば・・・
2008年 11月 30日
えっと、OVA「ヘルシング」5巻の感想です。オマケの「少佐」はスバラシイ出来。
でも内容は・・・ちょっと「残念」。
主役の中田“ギロロ”譲治さんや若本“アナゴ”紀夫さん、榊原“ハマーン”良子さん、折笠“みかん”富美子さん、清川“ガーゴイル”元夢さん、あと最近お気に入りの白石“ハヤテ”涼子さん・・・声優陣は、あいかわらずのスバラシイ演技です。ペンウッド卿役の広瀬“ランバラル”正志さんもいい味ですねぇ。
もちろん今回も飛田“丸尾くん”展男さんはサイコーです。
でもね・・・。
制作が「サテライト」から「マッドハウス」に変わったという話を聴いたときから、イヤな予感はしていたのだ。ところ監督も降板。
マッドハウスは今まで傑作もたくさんつくっている。「カードキャプターさくら」や「トライガン」、「ブラックラグーン」なんか大好きだった。だけど、ときどき外注にだしたときの酷さにも落胆したのも事実。「トライガン」の中盤の作画の酷さは驚嘆に値する。ファンはがっかりしたはず。
別に外注に偏見があるのではないのだが、今回から全作画が外国スタッフ。・・・なんか絵がスゴク違和感があるんですけど。スゴクがんばってるし、たぶん水準的にはかなり高いんだろうけど・・・。モブシーンなんかの絵が紙芝居だったり、だいたいキャラクターが似てない。まあ似てても原作の丸写しではなく+アルファがないとイケナイとは思うんですけど。
お話の進み方もなんか緩慢で、ただ原作をなぞってるだけの印象が強い。このあたり監督が変わったカンジが伝わってくる。「熱意」が感じられないんだよな・・・。ゴメン。
一番の違和感は音楽・・・というか選曲。今までのオーケストラのスコア中心の選曲から、なんか知らんよくあるBGMへ。・・・TV版をイメージしてしまう。「Mr.BIG」は大好きだけど、TV版「ヘルシング」のエンディングにあの曲はなかったもんな。
好みは人によって違うと思うけど、ロンドン蹂躙(笑)のバックで流れていた「特撮」の曲もボク的にはNG。もしかしたら、平野センセの好みかも知れませんが、世界観が壊れる~!少佐の「タフボーイ」はおkでも、やっぱりこれはNG。
DVDの売り上げとか、制作費の問題とか、海外マーケットのためとか、イロイロありそうだけど、今回の交代劇はホントにガッカリ。4巻までスローペースではあったけど、脅威の完成度でおくられてきたのに、こんなところで・・・。平野耕太センセはどう思っているのだろう?今は悪くは言えないよな。
スゴク楽しみにしてたのに・・・。悲しいよぉ(つД`)゜