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まったりヲタ生活


by hisyamaro
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「とりから往復書簡」

「とりから往復書簡」_c0157797_20574424.jpg
・・・最近、面白いマンガが少ないような気がする。とくにギャグマンガ。
ここんとこ、昭和の時代にボクが大笑いしたマンガ作品たち、「天才バカボン」「がきデカ」「マカロニほうれんそう」「できんボーイ」などを読み返すことが多い(みぎゃ~)。くしくも今年8月に天才赤塚不二夫がこの世を去り、「ひとつの時代が終わったんだ」と思わざるをえない今日この頃なのだ。
でも、そんなぼくでもタノシミにしているギャグマンガ家が二人いる。「とりみき」さんと「唐沢なをき」さんである。
とりさんは、「るんカン」や「くるくるクリン」などのロマコメ系の人という認識しかなかったのだが、スーパーアクション連載の「吉田さん危機一発」を読んでから大好きな作家の一人になった。SF、映画、マンガ、アニメなどヲタなら泣いて喜ぶパロディを、随所にちりばめたビックリ箱のようなギャグマンガだった。とりさんの持ち味はこうしたパロディと吾妻ひでおさんのような論理的に構築された不条理系ギャグではないかと思う。ぼくがとくに好きな作品は「SF大将」「キネコミカ」「DAI-HONYA」だ。キャラクターもいいなあ。吉田さんとタキタさん(笑)
唐沢さんを知ったのは、お兄さん(俊一さん)との唐沢商会の作品だったと思うのだけど、初めて意識したのは「ホスピタル」あたりかな。ある意味とりさんの継承者なんだけど、マンガ表現の追及(「怪奇版画男」「カスミ伝」等の実験に近いマンガ)やパロディ表現(「電脳なをさん」の過激なパロディ群)はもう行きつく所まで行ってるってカンジ(笑)とくに「電脳なをさん」はアブナイ(笑)「まんが道」のアレはかなりアブナイ(笑)ハラハラドキドキなのだ。ぼくは「がんばれみどりちゃん」「さちことねこさま」あたりのほのぼの絵でどぎつい内容の作品がとくに好き。ヤヨイ先生エロいよなあ(笑)
で、そんなお二人が今回合作マンガを発表(とりさんはゆうきまさみさんとの合作も面白かった)。「とりから往復書簡」。これはもう大爆笑の連続。内容は、一人が「お題」の前半を描いて、それに答える後半をもう一人が描くという「往復書簡」のマンガ。まあうちわネタ満載なんだけど、無茶振りのお題とかもあるのに作品としてまとめるお二人の才能には感服デス。
by hisyamaro | 2008-09-05 18:00 | マンガ