まったりヲタ生活


by hisyamaro
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カテゴリ:エイガ( 2 )

・・・つまんなくてスンマセン(笑)。話題の映画、「サマーウォーズ」を遅ればせながら、観てきました。

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劇場アニメを観にいくのは、去年の「スカイクロラ」以来。

ここ数年の劇場アニメは不作と言うか、ボク的にアタリが少ない。

期待していた「スカイクロラ」は、映画としても一級の作品なんだけど、押井作品としてはすこし食い足りない印象。

同様に、原恵一監督の「河童のクゥと夏休み」も秀作だったが、監督の思い入れが強いせいか、ボクにとっては、「アッパレ!戦国~」や「モーレツ!オトナ~」のような心の底から感動できる作品ではなかった。

宮崎駿監督作品(ジブリ作品)も、最近なんだかなぁ・・・(笑)

「崖の上のポニョ」は映像的にはすごかった。あれぜんぶ手描きすか(笑)。でもね・・・ストーリーが「子供向け」ということで、シンプルな面白さはいいんだけど、全体的に物足りなさを感じてしまう。主人公の宗介クンとポニョの関係が突然過ぎて、友情や愛情が何の過程や苦労もなく生まれていることや、周りのオトナたちがそれを何の抵抗もなく受け入れていることに違和感を感じるのだ。

ちなみに、ひとつ前の作品、「ハウルの動く城」も、監督降板など制作のゴタゴタがあったせいかもしれないが、後半のはしょり方が尋常じゃなくて、ボクにはひどくバランスの悪い作品に思えた。何より18歳の少女の声を、60歳以上の女優さんがアテているのが信じられない(笑)。

海外作品もとくに思いつかない。大好きなPIXERも、「モンスターズ・インク」や「ファインディング・ニモ」に匹敵するようなボク的アタリ作品はないや。でも、アードマン・アニメーションズ(ニック・パーク)の「ウォレスとグルミット」の最新作はすごく楽しみなんだな。


・・・というわけで、最近唯一のアタリは、アニメ版「時をかける少女」(2007年公開)だけ。

ミニシアター系から上映され、じわじわと観客数を増やし、ロングランを記録した青春映画の傑作。アニメという枠でくくらなくても、やはり傑作だよな。奥華子さんの主題歌もとても切ない素敵な歌。

知らない人はいないと思うけど、監督は細田守(ほそだまもる)さん。劇場版「デジモン・アドベンチャー」(2作品)なども手がけたアニメーター出身の監督だ。

・・・実は件の「ハウル・・・」の監督を途中降板した人なのだ。

降板した後、「アニメ業界」を干されるくらいの覚悟はしてたみたい。なんせ宮崎サンの期待を裏切って、天下のジブリの作品を降りちゃったのだから(笑)・・・でも、少なくとも細田監督一人が悪いようではないみたい。オトナの事情ってやつですか。詳しく知りたいですねえ(笑)

・・・その細田監督に再び、映画を作らせたプロデューサーはサスガだ。こんないい映画を作るひとを埋もれさせるなんて、日本のアニメ業界の大きな損失だもんな。

で、

その細田監督の最新作、「サマーウォーズ」。

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一言で言うと、とてもかわいらしいキュートな作品だ。「時を・・・」も含めて、本当にアニメが好きな人、映画が好きな人全部に観て欲しい、と心の底から思ったりなんかする。

ストーリーは、戦国時代から続く名家の大家族と、そこへひょっこり迷い込むことになった男子高校生が、世界の危機に一致団結して立ち向かう物語だ。

詳しくは、ぜひ劇場かDVD、BDなどで観て確かめて欲しい。

・・・でもちょっとだけ、書きたい。例によってまとまりのない文章だけど(笑)

涙あり、笑いありのアクション・コメディ作品としても一級だが、なにより核家族化が進んでしまった日本社会で忘れ去れつつある・・・ボクも忘れてしまって久しい家族の絆を思い出して感動してしまった。

・・・幼い頃、遠い親戚の田舎にいったことをぼんやり思いだす。祖母の従兄弟だった(と思う)から、本当に遠い親戚。はじめて訪れたのにずいぶん優しくしてもらったような気がする。・・・あのころはそれが当たり前だった。今はもう取り返すことの出来ないもの・・・あれが血の繫がりなんだな。

定評のある「影のない作画」や「仮想世界のデザインワークス」、「貞本キャラ」とかたくさん見どころはあるんだけど・・・。

「家族の絆」が世界中の人々の心を動かし、インターネットが「血が通う人と人との繋がり」となって世界を救う過程は、本当にワクワクする。

・・・ああっ今思い出してもドキドキする(笑)。ラスト15分のテンションは本当に最高!もし、ヨメが横にいなかったら、ワクワクするキモチが押さえられずに泣いていたかもしれない。


あと、達郎サンの主題歌がとてもよかったので購入。

僕らの夏の夢/ミューズ

山下達郎 / ワーナーミュージック・ジャパン



達郎サンは高校のころから聞かせてもらっています。「FOR YOU」~「BIG WAVE」あたりは死ぬほど聴いたような気がする(笑)。今回もいつもの達郎節なんだけど、作品のイメージをそこなうことのないすばらしい楽曲。カップリングに名曲「アトムの子」のライブヴァージョンを収録。とてもお得です。


最後にひとつだけ。

「デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム」を観た人は、思わずニヤニヤしちゃうかも(笑)
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by hisyamaro | 2009-08-25 23:00 | エイガ
ってわけで、押井守監督の最新作、「スカイクロラ」観て来ました。森博嗣さんの原作シリーズの中で、この作品は最終巻からの話らしい。(残りを図書館で借りるか、オークションで手に入れようかな。)
押井さんの作品を映画館で観るのは、実は2回目(笑)・・・1本目は「うる星やつら/オンリーユー」。とても熱心なファンではありません。それでも「紅い眼鏡」とか含めて作品のほとんどは観てるし、「攻殻・・・」は、「カリ城」の次にフェイバリットなアニメ映画です。「パトレイバー2」もGJ。「立喰師列伝」はちょっとつらかったかなあ(笑)
今回、日テレがらみってこともあり、ジブリと同じコマーシャルに走ったキャスティングなので、心配しながら見たのですが・・・。
とりあえず押井さんらしい快作。普通に面白い。でもちょっと雰囲気がちがうんだな。なんかよく言うと普通の人もわかりやすい。・・・悪く言うとなんか客にちょっと媚びてないかな?ってかんじだ。・・・敷居を低くしたのかな?
押井さんの作品といえば、虚構と現実の境界っぽい世界、兵器、ガジェット類のこだわり、難解な語り口といったイメージが思い浮かびます。・・・これまでは、難解なのが押井作品、いっぺんみたって解らないの(何回も観るの)が押井作品だった(笑)この作品だったら例えば「金曜ロードショー」なんかで放送しても全然OKのハズ(笑)。
あと、これまで男女関係の描き方が純情(笑)っていうか、ストイックな気がしてたんだけど、今回はちょっとエッチっていうか、大人の描写っていうところが押井さんらしくない(笑)・・・まあ演じているのは、子供なんだけど。

あとは、思いつくままに書いちゃおう。

「テーマ」・・・テーマって本当は観た人がそれぞれ自分で感じとるものだから、それを言葉にしちゃうとすごくチープだよね。とくに押井作品ではうまくオブラートでくるんでわからないようにしてるイメージが強かったけど、この作品に関してはストレートに描き出されているような気がする。「キルドレ」って、やっぱり「ニート」とか「引きこもり」とか「自分探しを延々としている人たち」(笑)に対するメッセージなんだろうな?

「キャスティング」・・・最初はダメダメなかんじがしたんだけど、これが意外とイイカンジ。とくに草薙水素役の菊池凛子さんが(・∀・)イイ!! ポツリポツリとしたセリフがまさにキルドレ。萌えるぞっ!!あとねぇ、榊原良子さんがやっぱりスゴイねえ。素人(ゴメン)が多いから一番存在感があるの。「2.0」では家弓家正さんに代わってこの人が人形使いだったそうで。(クロトワからクシャナ殿下へ(笑)。映画は観れなかった。残念。)

「映像」・・・「イノセンス」であれだけの世界にいっちゃったんで、CGも今回は控えめって聞いてたけど、やっぱすごいです。雲スゲェ~!「散香」かっくい~っ。あと人物が非常にいいカンジでCGに溶け込んでいます。あれだけのCGだったら普通は浮きまくるのにね。

「音」!!・・・今回一番関心したの・・・っていうか発見したのが「音」の演出。スゴイの一言。エンジン音とか音そのものもスゴイんだけど、画面に映ってないものを音で表現する演出ってのを初めて体感したよ。ぜひ映画館に足を運ぶべきだ。

「タバコ」・・・喫煙者は、絶対映画館を出た後一服するだろうな。とにかくタバコを吸うシーンが多い。サブリミナルみたいに(笑)。嫌煙権みたいなものが蔓延って、喫煙者がどこからも締め出される今の日本に対する監督なりの反抗ってカンジがするほど、登場人物みんなタバコ吸うの(笑)。ずいぶん止めていたのだけど、ボクも吸いたくなりますた。この間徹夜で麻雀したときに一箱あけたら気分が悪くなった。やっぱ吸えないや(笑)。

「主題歌」・・・これはサスガに疑問。なぜこの曲がこの物語のエンディングに必要なのだろう?川井憲次さんの音楽でイイカンジに押井ワールドが展開されてきたのに、終わりにこのぶち壊し方はないだろう!ぜんぜん合ってない。制作側が使えっていってきたのだろうが、これはないよ。歌詞とか見ても、この曲を使う必然性は感じないし、綾香って人はおそらくこの映画の内容も知らないのでは?ディレクターズカットとかでは消して欲しいです。

というわけで「スカイクロラ」・・・いままで押井作品に愛情があるボクの総合的な感想は、ちょっとものたりない・・・「オシイ星人」なのでした。

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by hisyamaro | 2008-08-14 22:05 | エイガ