「好きな声優さんを一人あげろ」と尋ねられれば、ボクはまず最初にこの人を頭に思い浮かべる。ボクが映画やアニメに興味を持ったころ・・・声優(アテレコ、アフレコ)という職業に興味を持ったのはこの人からだ。
「600万ドルの男」「バイオニック・ジェミー」のスティーブ・オースティン、「謎の円盤UFO」のストレイカー司令官、「宇宙戦艦ヤマト」の古代守、「キャプテン・フューチャー」のカーティス・ニュートン、「ゼロ・テスター」の剣持キャプテン、「名探偵ホームズ」(TV版)のホームズといった、知性的なハンサムキャラから、「モンティ・パイソン」のエリック・アイドル、「Mr.BOO」シリーズのマイケル・ホイなどのおバカ系まで、アドリブ連発でこなすスーパー声優だった。マイケル・ホイはあきらかに吹き替え版の方が面白かった。個人的には「ヤング・フランケンシュタイン」のジーン・ワイルダーが大好きで、何度も吹き替え版を観たなあ・・・。マーティ・フェルドマン役の熊倉一雄さんとの掛け合いとか忘れられないよ。「フランコンスティン!」(笑)
最近では「笑う大天使」のナレーション、ちょっと前では「MEZZO」とか「リトル・ニッキー」(吹き替え版)でアドリブ連発・ダジャレ連発の健在ぶりを確認できたので、安心してたのに・・・・。
でもやっぱり「ムーミン」のスノークだ。あのスノッブなカンジが最高だった。最近の声優さんが悪いわけでは無いけど、山田康夫さんといい、この人といい、存在感のある声・演技・アドリブをする人が「耳」につかないです。若本さんはなんかグダグダだもんな(笑)大好きだけど。
心からご冥福を祈ったりなんかしちゃったりして(涙)